2025年2月21日

1月の活動の様子②「お生花」

  ごきげんよう。華道部です。

本日は1月の活動の様子をお見せします。


この日はチューリップでお生花(せいか)5本生けをしました。


お生花は花材の長さの割合が決まっており、その長さに合わせて切った花材を決まった順番にいけていきます。

5本はそれぞれ、真、真前、流、受、留、と呼ばれています。

コーチからiPadに共有された資料を見ながらいけます。


一見、簡単に思えるかもしれませんが、一本の花のように見えるように形を作っていくところはとても難しいです。


特に、今回使用したチューリップ茎が柔らかく折れやすいため、ためる(曲げる)作業は慎重にしなければいけませんでした。



個々の花材の形をよく観察しながら、型に合うようにするためにはどこの葉を使うか、考えながらいけました。




<Tさんの作品・コメント>
チューリップの葉を利用して華やかになるようにしました。




<Oさんの作品・コメント>
奥行きを出して立体感が出るようにいけました。
また、前から見たときに根本が一本に見えるように
頑張っていけました。


【今日の花材の豆知識】

チューリップ

 現在、栽培されている品種のほとんどは、トルコから16世紀にヨーロッパに伝わり、オランダを中心に改良され、日本に伝わったものです。

オーストリア大使がトルコでチューリップを指して花の名前を尋ねた際、通訳が間違って「チュルバン(ターバン)に似ている」と答えたため、「チュルバン」という名で伝わってしまい、「チューリップ」になったといわれています。

日本では、富山県がチューリップの球根の出荷量一位、新潟県がチューリップの切り花の出荷量一位になっています。