2025年2月25日

お免状を取得しました!

    ごきげんよう。華道部です。

先日の部活動内で、古流松藤会の副総司上席であるコーチから部員へ、古流松藤会のお免状が授与されました。


お免状は、生け花のお稽古を重ねて技術を身につけると取得することができます。

このお免状は履歴書にも書くことのできる資格です。

お免状の種類はレベルによっていくつかあり、瀧野川女子学園華道部では部活動を通して、

「初伝」「中伝」「奥伝」「皆伝」を取得することが可能です。



この2月末には、高校1年生2名が「初伝」を取得、高校3年生5名が「皆伝」を取得しました!



「初伝」を取得しました!




3年間で「皆伝」まで取得しました!


皆伝の資格が取れると、古流の雅名(がめい)「理」がついた名がもらえます。



5名の部員も雅名をいただき、満面の笑みでした。



お免状は一度取得して終わりではなく、レベルに応じた段階的な職位があり、技術を向上させることで昇格が可能です。

皆伝を取得した後も、華道を続け、レベルアップできるように頑張っていきたいです。

2025年2月21日

1月の活動の様子②「お生花」

  ごきげんよう。華道部です。

本日は1月の活動の様子をお見せします。


この日はチューリップでお生花(せいか)5本生けをしました。


お生花は花材の長さの割合が決まっており、その長さに合わせて切った花材を決まった順番にいけていきます。

5本はそれぞれ、真、真前、流、受、留、と呼ばれています。

コーチからiPadに共有された資料を見ながらいけます。


一見、簡単に思えるかもしれませんが、一本の花のように見えるように形を作っていくところはとても難しいです。


特に、今回使用したチューリップ茎が柔らかく折れやすいため、ためる(曲げる)作業は慎重にしなければいけませんでした。



個々の花材の形をよく観察しながら、型に合うようにするためにはどこの葉を使うか、考えながらいけました。




<Tさんの作品・コメント>
チューリップの葉を利用して華やかになるようにしました。




<Oさんの作品・コメント>
奥行きを出して立体感が出るようにいけました。
また、前から見たときに根本が一本に見えるように
頑張っていけました。


【今日の花材の豆知識】

チューリップ

 現在、栽培されている品種のほとんどは、トルコから16世紀にヨーロッパに伝わり、オランダを中心に改良され、日本に伝わったものです。

オーストリア大使がトルコでチューリップを指して花の名前を尋ねた際、通訳が間違って「チュルバン(ターバン)に似ている」と答えたため、「チュルバン」という名で伝わってしまい、「チューリップ」になったといわれています。

日本では、富山県がチューリップの球根の出荷量一位、新潟県がチューリップの切り花の出荷量一位になっています。


2025年2月19日

1月の活動の様子①

   ごきげんよう。華道部です。

本日は1月の活動の様子をお見せします。


この日の花材は、以下の3種でした。

ディスバットマム

スイートピー

つまみくじゃくヒバ






つまみくじゃくヒバに合わせて、みんな小ぶりの花器を選んで生けました。

スイートピーはそのままだとためる(曲げる)ことができないので、茎の中に細い針金を入れてためました。

このように、針金を中に入れてためることができるのは茎の中に穴が空いている花材だけです。

スイートピーを見かけたら茎に空洞があるか、断面をチェックしてみてください!




<Tさんの作品・コメント>
全体を立体的に見せるために
ディスバットマムを前後に置きました。
スイートピーを横に出すことで
大きく見せるようにしました。



<Kさんの作品・コメント>
スイートピーの白い花が映えるように考えて生けました。
つまみくじゃくヒバを生ける位置を工夫し、
立体感が出るようにしました


【今日の花材の花言葉】

スイートピー:「門出」「別離」「優しい思い出」

マメ科の植物。甘い香りと優しい色合いが特徴で、ひらひらとした花びらが可憐なお花です。

花びらの形が蝶のように見え、飛び立つ様子から「別れ」の花言葉がついたと言われています。

見た目はエンドウ豆とよく似ていますが、スイートピーの実には毒性があり、食用ではありません。